Maccy
Maccyはクリップボード履歴をどれくらい保持する?保存期間とサイズ上限を解説
結論: Maccyは、履歴の件数が上限に達すると、ピン留めされていない古いものから順に削除します。日数による自動削除はありません。上限は「設定 → Storage」で変更でき、デフォルトは200件です。ピン留めした項目は削除の対象外で、履歴は手動で、または終了時に消去できます。
Maccyにはどんな上限があるのか?
Maccy Appの保持ルールは、時間ベースではなく件数ベースです。次の表では、確度の高い内容と、お使いのビルドで確認してほしい内容を分けて整理しました。
| 上限の種類 | 仕組み | 変更場所 |
|---|---|---|
| 履歴サイズ(件数) | 件数が上限を超えると、ピン留めされていない古い項目から削除されます。デフォルトは200件です。 | 設定 → Storage → Size |
| 履歴サイズの最大値 | サイズの設定には上限があります(以前は999件)。 | 設定 → Storage |
| 期間による自動削除 | 私の知る限り、この機能はありません。件数の超過か手動消去で押し出されるまで、項目は残り続けます。 | なし |
| 1項目あたりのサイズ上限 | 公式に明記された上限は把握していません。非常に大きな画像や長いテキストは、そのぶん多くのストレージとメモリを消費するだけです。 | コンテンツタイプの切り替えで、画像やファイルを保存しないようにする |
| ピン留めした項目 | 通常の削除の対象外です。ピン留めを外すか削除するまで残ります。 | 履歴リストからピン留め |
なぜ以前コピーしたものが消えるのか?
原因として多いのは次の3つです。
- 件数の上限に達した。 ターミナルの出力、コードの断片、Webのテキストなどを頻繁にコピーする人は、200件が数時間の作業で埋まってしまうことがあります。「設定 → Storage」でサイズを引き上げてください。
- 終了時に消去する設定が有効になっている。 「設定 → Advanced」(バージョンによってはGeneral)に、終了時に履歴を消去する趣旨のオプションがないか確認しましょう。
- 自分で消去した。 Maccyのメニューにある「Clear」を実行すると、ピン留めされていない項目が削除されます。Optionキーを押しながら選ぶと、ピン留めした項目も含めて消す「すべて消去」に近いメニューが表示されるのが一般的です。
なぜ古い履歴がいつまでも残っているのか?
期限切れで消える仕組みがないからです。あまりコピーしない人なら、数か月前の項目がリストに居座り続けることもあります。次の2つの挙動も、その印象を強めています。
- 重複は新しい行として追加されず、1つにまとめられる。 同じ内容をもう一度コピーすると、既存の項目がリストの先頭に移動し、コピー回数が加算されます。新しい行は増えないので、そのぶん履歴をさかのぼれる範囲が広がります。
- 並べ替えの設定が影響する。 Storageタブでは、最後にコピーした日時、最初にコピーした日時、コピー回数のいずれかで並べ替えられます。「コピー回数」順にすると、よく使う古い項目が上位に残り続けます。
履歴サイズはどう決めればいい?
| 使い方のタイプ | 目安のサイズ | 理由 |
|---|---|---|
| 軽めの利用(リンクや短いテキストが中心) | 100〜200件 | デフォルトで数日分の履歴をカバーでき、リストも見渡しやすい。 |
| 開発者やライターなど、常にコピーしている人 | 500〜999件 | スクロールより検索で探すことになるので、バッファを大きくしてもデメリットは小さい。 |
| プライバシー重視で、記憶は短くしたい人 | 20〜50件 + 終了時に消去 | 機密データがディスクに残りにくくなる。 |
これらはあくまで私の経験に基づく目安で、ベンチマークの結果ではありません。サイズによるパフォーマンスの違いは計測していないので、検証済みのしきい値とは受け取らないでください。
ストレージの肥大化を防ぐには?
効果的なのは、そもそもMaccy Macが何を保存するかを絞ることです。「設定 → Storage」で、保存するコンテンツの種類(テキスト、画像、ファイル)を選べます。履歴の表示がもたつく、あるいはディスク使用量がじわじわ増えているなら、画像の保存をオフにするのがいちばん効きます。スクリーンショットやコピーした画像は、テキストとは桁違いにサイズが大きいためです。
また、「設定 → Ignore」では、特定のアプリ、ペーストボードのタイプ、正規表現パターンを無視対象にできます。パスワードマネージャーのように、絶対に保存したくないものを守るにはこちらが適切です。履歴を短くして露出を減らす方法に頼るべきではありません。
データはどこに保存される?消去すれば本当に消えるのか?
Maccy Clipboardはローカルファーストで、履歴はサーバーではなくMac本体に保存されます。アプリのデータフォルダ内にあるローカルデータベースを使っており、正確な場所はインストール方法によって異なります(App Store版はサンドボックス化されて~/Library/Containers/以下、直接ダウンロードやHomebrewでインストールした場合はApplication Support以下)。
履歴の消去は、アプリを通じてエントリーを削除する操作です。機密性の高い内容を確実に消したい場合は、「システムのクリップボードも消去する」といったオプションが有効かどうかも確認してください。Maccyのリストが空になっても、直近のコピーはmacOSのペーストボードに残っている可能性があるためです。
トラブルシューティングのチェックリスト
- 履歴が思ったより短い:「設定 → Storage」でSizeを引き上げる。
- 再起動すると履歴が空になる:終了時に消去する設定がないか確認する。
- 特定の項目がたびたび消える:ピン留めする。
- 同じ項目が2つ表示されない:仕様どおりです。重複は1つにまとめられます。
- 機密性の高い項目が表示される:コピー元のアプリやペーストボードのタイプをIgnoreに追加する。
- リストの表示が重い:画像の保存をオフにして、サイズを小さくする。
まとめ
期限切れのタイマーを期待するのをやめれば、Maccyの保持ルールはシンプルです。上限は件数、例外はピン留め、プライバシー対策は手動または終了時の消去です。コピーする量に合わせてサイズを決め、保存したくないものはIgnoreに入れ、失いたくないものはピン留めしましょう。
Maccyは無料のオープンソースソフトウェアです。ここで説明した保持の挙動と実際の動作が食い違う場合は、ソースコードとIssueトラッカーが最終的な判断材料になります。履歴の保持について、Maccyにどんな設定項目があったらいいと思いますか?